5年半ぶりにMacを買った。iMac G5だ。また5、6年使うと思うので、一番いいやつ、20-inch: 2GHzを選んだ。これを、ネット上のアップルストアで、メモリを1GB(2 DIMM)にし、ハードディスクを400GBに変更して注文した。
今まで使っていたのは、iMac DV。CPUはG3の400MHz。メモリは768MB。ハードディスクは10GB。(ハードディスクは足りなくて、外付け120GBも使っている。)単純に考えると、CPUクロック数は5倍、ハードディスクは40倍になる。
5月4日に注文し、10日に発送した旨のメールが届き、13日にMacが届いた。箱は1個で、それなりに重いが、予想より小さかった。計ったら縦58センチ、横60センチ、奥行25センチ。想像はしていたが、この薄さには驚いた。
さて作業の開始だ。
1.ハードディスクのパーティション作成
出荷時にはOS(Mac OSX 10.4 Tiger)がインストールされているが、ハードディスクのパーティションは切られていない。今回は3つに分けることにした。なのでOSは自分でインストールし直すことになる。
1つめ:緊急時起動用 10GB Tigerを最小構成でセット。
2つめ:Classic環境(OS9)用 2GB
3つめ:通常使用用 残り(約360.5GB) Tigerを簡易インストール
2.Tigerインストールと旧iMacの環境移行
インストーラの指示に従って作業するので簡単。待ち時間中は読書。簡易インストールは約1時間で終わった。
その後、今まで使っていたiMacの各種環境やファイルを移す作業に入るのだが、インストーラの最後に出てきた「設定アシスタント」を使ったら、あっけないほど簡単に移行出来てしまった。さすがMacだ。
これは、移行先Macと移行元MacをFireWireでつなぎ、移行元Macをターゲット・ディスク・モード(Macをハードディスクとして起動するモード)で立ち上げるだけ。後は自動。ほとんどのソフトの設定やファイルが移行された。メールも、ブラウザのブックマークも。
「移行されませんでした」というメッセージが出たのは、「マイクロソフト・マウス」のみだった。IEは大丈夫だったのに。
移行終了後、使っているすべてのソフトの動作確認をした。幾つか再セットアップしないと動かないものがあった。まあ、仕方が無いな。
3.アナログ音源を取り込みたい
Macを買って、一番やりたかったのは、CD化されていないアナログレコードのCDを作ることと、昔エアチェックしたカセットテープの音をデジタル化すること。そのために、Macと同時にローランドのEDIROL UA-3FXも買った。参考にしたのはココ。
このハードのドライバのインストールは無し。付属ソフトのSound It! 3.0をインストールした。念のためにホームページを検索したらアップデータがあったので、それをダウンロードしてインストールした。
ステレオアンプとUA-3FXとMacをつないで、早速LPの音を取り込んでみることにした。選んだのはアシュフォード&シンプソンの1973年のアルバム『GIMME SOMETHING REAL』。実はこのリンクの通りCD化されているらしいのだが、ワシは持ってないのだ。
まず、A面B面それぞれAIFF形式で取り込んだ。これは単純なので問題なく終了。聴いてみたが音は問題なさそうだ。次は曲毎にファイルを分割する作業だが、Sound It!の使い方を勉強しないと出来そうに無いので、あとでやることにした。
4.WindowsをMacの中で使いたい
2台のPCを起動するのは面倒。しかし、Macが非力では不可能。なので、このときを待っていたのだ。買ったソフトはマイクロソフトのVirtual PC for Mac Version 7 with Windows XP Professional。
インストールは簡単。しかし、Tigerでは幾つか不具合が発生しているようで、ワシの環境でも発生した。マイクロソフトのMac OS対応ページを見ながら作業し、無事終了した。
動作は緩慢。メモリー割当の既定値が256MBで、これを増やせば少しはマシになるのかもしれない。しかし、このチューニングや個別ソフトのインストールは、時間がかかるので、あとでやることにした。
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これで土日が終了。いつもの勉強は1秒もしなかった。しかし仕方が無い。